お買い得なパソコンの選び方(長持ちさせるには編)

お買い得パソコン

こんにちは。テレワーカーYです。

今回は、長くパソコンを使うノウハウについてお話ししようと思います。お金も節約できますし、サステナビリティという観点からも、なるべく使えるものは長く使った方が良いです。最近のパソコンをめぐる状況は、20年くらい前からと大きく様変わりしています。どのようなパソコンを選び、どのようにメンテナンスしていったらよいかを書いていこうと思います。

はじめに

選定のポイントと、そして交換する部品の優先順位、そして筐体の種類別の特徴について書いていきます。

選定のポイント

選定のポイントは二つあります。

まず最初のポイントは、特に新品を購入する必要は無いということです。以前と比べてパソコンの使用可能年数は、大幅に向上しています。この原因としては、WindowsなどのOSの進歩やCPUの処理速度の進歩が、ある程度落ち着いて来ていることが挙げられます。以前は4年前のパソコンというと、遅くて使い物にならず買い替えることを余儀なくされていましたが、現在は会社で事務用などとして普通に使用されております。車やマンション同様、新品のパソコンも最初に電源を入れた瞬間から中古になります。もちろん状態は勘案して選ぶ必要はありますが、特に中古を避ける必要はありません。しかし新品が安くなっている場合もあるので、入念に価格調査を行ってのち、必要な性能のより安価なものを選択すればよいでしょう。

次に、あまり性能の余裕を見すぎ無いということが大事です。時々、「先々のことを考えて」必要以上に処理速度の速い高価なパソコンを購入する方がいます。しかし、よく考えてみて下さい。先々どのようなことが起こるのでしょうか?もちろん、用途が変わり、現在事務用で使用していたパソコンで重いゲームを行うということであれば、先々の用途に応じて速くて高価なパソコンを購入する必要があります。しかし、用途が変わらないのであれば話は違います。例えば、Microsoft WordやExcelの推奨スペックが数年で大幅に上昇するということは考えにくいです。したがって、必要以上に高いパソコンを購入する必要はありません。また、パソコンの選定の際に、用途をあいまいに考えて、「なんとなく何かいろいろできそうなの」を買いに行くと、高い買い物をすることになります。

部品交換

とはいえ、どうしても後で違う用途に転用したいという場合には、全く融通が利かないのでしょうか?これについては、部品交換で対応が可能な場合があります順序は、ストレージの種類の変更、メモリの増強、速いCPUへの交換、ビデオカードの導入もしくは交換です。僕は今1万円のパソコンでブログを書いているのですが、その前に使っていたパソコンは7年前に3万円で買ったもの部品を徐々に交換し高速化して、大事に使っていました。OSはWindows8.1なのですが、そのサポートが切れるまではスペアとして使える状態で保管しています。

ストレージ

最優先すべきはストレージがHDDである場合のSSDへの交換です。これまで、各用途の購入時のブログで再三申し上げてきましたが、SSD化は必須です。ストレージは最も交換の効果の高い部品です。また、SSDは現在、安いところだと128GBで3,000円以下で販売されております。SSD化は費用対効果の極めて高いメンテナンスです。SSDの中にも、いくつか種類があるのですが、そこはあまり考えず、自分の機種で使える種類のものを確認して購入し、取り換えれば良いかと思います。

メモリ

メモリはSSDの次に交換の効果を実感しやすい部品です。例えば同じSSD搭載でどっちも同世代だったという条件で、CPUが速いCore i7でメモリが4GBの場合と、CPUが遅いCeleronでメモリが16GBの場合だったら、多分、全体としては遜色無いか、あるいは後者が速いかだと思います。

よく、CPUの新製品が出るごとにCPUのベンチマークの比較が雑誌やWebに載っています。それを見たユーザーによって、これはi7だから速いとか、これはCeleronだから、遅いパソコンだと判断されることも多いですが、前提となるメモリの量が変わると話が全然変わってきますパソコンのパフォーマンスはトータルで決まります。

もうすぐ譲ってしまうのですが、僕の持っいるノートパソコン(Lenovo ThinkPad E130)は2014年製造のもので、CPUがCeleron1007Uでまあ昔の遅いと言われているものではありますが、HDDをSSDに換装し、メモリを16GBに交換したおかげで、起動も早く動作も快適です。一般的な用途に使う分には、現在でも申し分ないものです。

CPU

SSD化、メモリの増強を行えば、一般的な用途の場合は大体用が足りるのですが、それももう少し早くしたいということであれば、CPUの交換といいう方法があります。デスクトップパソコンでミニタワーの場合、例外はもしかしたらあるかもしれませんが、ソケットからCPUを外し交換することが出来ます。このため、買う時にi3が刺さっているのもののi7への交換といったことが可能にはなります。僕のデスクトップのスペアは、一度同じAthlonの2コアのものから4コアのものに交換したのですが、やはり効果は体感できたので、交換用CPUが安く手に入ったらという条件付きで、やってみても良いかもしれませんノートパソコンのCPUは基盤に直付けで交換できないことが多いようです。ミニパソコンは、そこは機種によってという感じだと思います。

ビデオカード

デスクトップPCのみですが、拡張スロットがある場合、ビデオカードを導入、交換する方法があります。これは、ゲームや動画処理を行いたい場合によく用いられます。僕のスペアマシンには、Geforce GTX 1050 (VRAM 4GB)が刺さっています。普通の処理はたいして早くならなかったのですが、設定を下げれば3Dのゲームが出来るようになったのには驚きました。なお、ミニPCの場合は、拡張スロットがロープロファイルという短いものになっていますので、それに合ったビデオカードを装着する必要があります。

速いビデオカードになればなるほど高価になります。また、消費電力量も上がっていきますので、電源の交換が必要になる場合があります。速くて高価なビデオカードで4Kのゲームで楽しむのは、言ってみれば「貴族の遊び」です。その豪華さに価値観を見出した場合のみ楽しんでください。

ミニタワー

これからは一般的な筐体ごとの特徴を見てみましょう。ミニタワーはこれから上げる中では最も拡張性が高く、部品交換による性能向上はしやすいです。特にパソコン工房やドスパラなどのショップブランドのBTOは、マザーボードに汎用品が用いられており、スペックがはっきりわかるという長所があります。価格的には、次にあげるミニPCに比べると若干割高にはなります。

ミニPC

近年、リース上がりの割安パソコンが発見しやすいのがミニPCです。SSD化とメモリの増強もしくは交換できることが多いです。前述しましたが、拡張スロットは、あってもロープロファイルになってしまいます。さらに電源の増強が出来ないということもあるので、ほどほどの速度のビデオカードしか刺すことが出来ません。

ノートパソコン

中古と新品の価格差が少なめなように思います。拡張性はものによるというところでしょうか。SSD化とメモリの交換・増強くらいは出来ることが多いです。一番メンテナンスがしやすいのはLenovoのThinkPadだと思います。メーカーのWebサイトに、メンテナンス用サービスマニュアルがあるので、バラし方がわかります。ただ、一番やりやすいと断定できないのは、僕はThinkPad以外のノートパソコンを買ったことがないからです。メンテナンスマニュアルを公開しているのはThinkPadしか聞いたことがないのですが、どうなのでしょうか?

終わりに

部品交換により、パソコンは長く使用することが出来ます。しかし、近年リース上がりのミニPCが非常に安くなっているため、何年かして故障したらその時点のリーズナブルなものを調達するという考え方もできます。これも一つの方法です。テレワーク等に使用する場合は、スペアを用意するのも良いでしょう。

また、パソコンを作って売る方の側からは、メモリ足せば今持っているものが十分使えるという情報は、新しいCPUやパソコン本体の売上に寄与しないので出てきません。それゆえ、ここで書かせていただきました。ご参考になれば幸いです。

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